生徒の発言の線引きをコントロールする
みなさんこんにちは!授業力向上委員会会長(現在の会員は私だけ(笑))橋本雅由と申します!みなさんの授業の中で「すぐにつかえるネタ」をお伝えしたいと思います!
今日は「生徒の発言の線引きをコントロールする」です。
ところで、
みなさんは、授業中に、
どこまで生徒の意見を反映させますか??
小学校高学年くらいで、元気なクラスは、
「先生!先生!先生!」と、
手を挙げて自分の意見を
「聞いて!聞いて!聞いて!」と、
全て受け止めるときりがないくらいたくさんの
意見が飛び交うことも多々ありますよね。
そういう雰囲気はとても大切です。
しかし、同時に、
我々には
「カリキュラムによる束縛」
も、同時に存在しますよね。
そんな時、みなさんは、どのくらい、
生徒の意見を受け止めますか??
もちろん、
このくらいが正解!
そんなものありません。
その授業の位置づけやねらい、
生徒たちにどの力をつけさせたいか、
どこのレベルまで見せたいか
などによって、その線引きの程度も
決まってくるわけです。
準備をする際に気を付けることは、
①教えなければいけないことは何か。
②どこに時間をかけるか。
③何を考えさせるか。
の3点です。
①については、知識として知らなければならないこと
なので、こちら側から情報を伝えることが中心で
あるべきです。
教えるべきことは既習事項からつなげていくことが
王道ですが、その発問から、生徒の頭が動き出した
ところで、あとはこちらからの伝達を集中して
聞かせることに注力します。
②と③はセットで、逆に生徒に考えさせるための
「間」を必要とします。
そのために、生徒からの発言は丁寧に、
特に「なぜそのように考えたのか」
すなわち、「理由を説明させること」を
大事にします。
それが、いわゆる、「授業に軽重をつける」
ということですね。
何が正しいかではなく、
何を中心に教えたいか、
何をすべきかではなく、
何を残したいかを考えて授業準備をすることが、
自然と、生徒の意見を活かした
メリハリのある良い授業につながるはずです。
仕事のつぶやき③
みなさんこんにちは!
先日、娘を連れて、
ある知り合いのBBQパーティーに行きました。
そこには、根は優しいのですが、少し粗雑な振る舞いの方が。
お酒も入ってか、手を洗ったあとの水気を飛ばしたり、
娘のキッズ携帯の防犯ブザーを鳴らしたり、
ちょっとしたいたずら
をされました。
私は、彼が少し荒っぽいところはあるにせよ、
一緒に居て嫌な感じは全くなかったんですが、
その日、帰ってきてから娘と一緒に風呂に入っている時に、
娘が、
「あのおじさん、どうしていじわるするの?
ひとが嫌がることをしちゃだめなんだよ」
そう言ってきたんです。
「人それぞれ、言葉、振る舞いの
受け止め方は違うんだよ。
それとね、どこまで笑って許せるかも、
人によって違うんだ。」
その事を、まだ小学校低学年の娘に納得させるのは、とても難しいことでした。
それでも、私は、
小さい子に、言葉を噛み砕いて、
できるだけ優しく、
相手の理解できる言葉に落としこもうとする姿勢、
これがとても大切だと思います。
違う視点を伝える時に、相手に
「否定された」
と感じさせないようにすることも、
同時に大切です。
説明力は、日頃、
誰かと話す時の言葉のチョイス
を丁寧に行う姿勢によって養われます。
勉強のお供①
みなさんこんにちは!授業力向上委員会会長(現在の会員は私だけ(笑))橋本雅由と申します!みなさんの授業の中で「すぐにつかえるネタ」をお伝えしたいと思います!と、いつもはこうですが、本日は小休憩。夜な夜な教材研究をされるみなさんに、心のオアシスとなる一品をご紹介です。
本日は、「森永ラムネ大粒」です。
みなさん、小さい頃に食べたこと、ありますよね、きっと。
水色のプラスチックボトルに
白くまるい粒のラムネ。
今、あのラムネが、コンビニ等で、グミコーナーに
パウチで販売されているの、ご存知ですか??
大きい文字で
と書いてあり、
脳が活性化しそう・・・
なんて考えたりしながら。
実際に活性化しているかはわかりませんが、
これがおいしいのなんの。あの味ですが。
小さい頃に食べたラムネより硬いんです。
タブレットのような感じ。
でも、味はさわやかなラムネ。
ちょっとクセになります。
勉強していると、何か口さみしい時、
ありますよね(笑)
あのころの純粋な自分に戻れるかも??(笑)
是非お試しあれ!
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ひとかけらのきっかけ
みなさんこんにちは!授業力向上委員会会長(現在の会員は私だけ(笑))橋本雅由と申します!みなさんの授業の中で「すぐにつかえるネタ」をお伝えしたいと思います!
今日は「ひとかけらのきっかけ」です。
突然ですが、子供たち、
「古文」
苦手が子が多いです。
そんな子たちにこそ、
「ひとかけらのきっかけ」
を与えてあげてください。
たとえば、
「そのこと、許されぬ。」
これが正しく訳せるか、そうでないかは
大きな違いです。
苦手な子の多くは、
「古文の助動詞の意味」
があいまいです。
「ぬ」は「完了」なので、「~た」と訳すのが基本。
それを教えるだけで大きな違いになります。
ついでに、
「名も知らぬ人」
のように、打消しの助動詞「ず」の連体形
「ぬ」も一緒に見せるとなお良いです。
古文を一緒に読みながらあらすじをつかむ前の、
「ひとかけらのきっかけ」の共有を、
様々なキーワードをもとに行うことから、
授業を組み立ててみてはいかがでしょうか。
きっと、生徒の聞く構えが変わってくるはずです。
定期テストも入試問題
みなさんこんにちは!授業力向上委員会会長(現在の会員は私だけ(笑))橋本雅由と申します!
みなさんの授業の中で「すぐにつかえるネタ」をお伝えしたいと思います!
今日は「定期テストも入試問題」です。
どういう意味かって?
学校の先生が、生徒たちを思って作っている問題の質が、
とても高いと思うんです。
とても解きづらく、難しくなってきています。
今の中学生はほんとに大変です。
そんな生徒たちの気持ちを、
難しいテストで勝てるだけの鍛錬に向けるためのモチベーションかけには、
その定期テスト自体を利用するのが良いです。
よく練られて作られた問題は、
トレーニング用のワークブックと違って、
問題がその質によって整列していません。
次々に様々な知識の引き出しを開けて使わなきゃならない。
つまり、簡単には解けない。
それを体感させるのとさせないのとでは、
当たり前の基準の上がり方が違うんです。
目指すのと、頑張るのとは違う。
定期テストも入試問題。
ゴールを見せ、気持ちを強く、
目標に向けさせてやりましょう。
仕事のつぶやき①
みなさんこんにちは!授業力向上委員会会長(現在の会員は私だけ(笑))橋本雅由と申します!みなさんの授業の中で「すぐにつかえるネタ」をお伝えしたいと思います!と、いつもなら。でも、本日は、少しのつぶやきにお付き合いを。
今朝の読売新聞の社説に、高校の新指導要領についての記述がありました。
「文学に親しむ機会失わせるな」
という言葉と共に。
2022年の新指導要領から始まる「現代文」の2コース化。
ひとつは、実用的文章を学び、論理力を養う「論理国語」。
もうひとつは、文学を題材にする「文学国語」。
「理」をより良く学ぶための「情」の分離。
そうともとれるので、この社説では、
現場に柔軟な対応を呼びかけています。
「智に働けば角が立つ。
情に掉させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。」
そういう感受性をもって生きていけることが、
人に支えられることで生きていける人生を
豊かにするはずだと、私も思いました。
こういう動きに対して、みなさんなら、
みなさんの教え子たちに、
どんな話をしますか?
そういう話に垣間見る
「あなたらしさ」
に、教え子たちは心動かされるのだと
私は思うんです。