ラ・イ・ブな授業!

授業準備・教材研究のヒントとなる情報を掲載します!

受信と発信の違いを理解した上での授業

みなさんこんにちは!

授業力向上委員会会長(現在の会員は私だけ(笑))橋本雅由と申します!みなさんの授業の中で「すぐにつかえるネタ」をお伝えしたいと思います!

本日は、「受信と発信」です。

 

聞いて、見て、認識して、

「わかった」

と思っても、

それを自分で表現するとなるとまた別です。

できないんです。

 

例えば、中2に、英語の受動態を教えるとして、

Mickey is loved by everyone.

と、いう文の構造を理解させても、

そこにalwaysなどの、頻度を表す副詞を入れこもうというようになった場合、途端に書けなくなる。

 

そこで、

「発問」を変えるんです。発問を変えて、「生徒の作業」を変えるんです。

 

Mickey is loved by everyone.

Mickey is always loved by everyone.

 

並べて書けば、語順は当然その場で理解するでしょう。しかし、別の解説を聞いたり、問題を解いてるうちに、記憶はあやふやになります。

 

だから、指示を変える。

1文目の

Mickey is loved by everyone.

を見せた後に、

「じゃあ、今度は、

『ミッキーはいつもみんなに愛されている。』を、英文にしてごらん。」

と、

指示をアウトプット作業に関わるものにする。

 

それだけで、生徒の頭の動き方が変わります。

さらに、

 

次は、

みんながミッキーを愛している。

と、書いてみよう!

 

とはやらない。

 

ただ、

今まで習ったことを使って、

書き換えてごらん。

 

でいいんです。

 

受信と発信

違います。

 

発信するために、どう頭を使うかを

鍛えられる発問力を大切にしましょう。