ラ・イ・ブな授業!

授業準備・教材研究のヒントとなる情報を掲載します!

教師の生徒対応のヒント②

みなさんこんにちは!授業力向上委員会会長ハッシーこと、橋本雅由です。本日はちょっと話がそれて、生徒対応のネタになることを書きます。

これからも、

「すぐに使える!」

というネタを用意して様々な具体的経験をお伝えしていきますね。

 

本日は、

「クラスのだらけた雰囲気を変える」

です。

 

長く授業を続けていると、「だらけてくる」瞬間というのは必ず訪れるもの。でも、集団指導の良さは紛れもなく「グループダイナミクス」です。

 

一人が集中するより、何十人が一斉に集中すると、空気まで変わるんです。

一人で喜ぶより、何十人で喜んだほうが、空気が喜ぶんです。

 

だから、その日は、このままじゃいかんと、だらけている感じのクラスの雰囲気を変えたかったんです。

 

引合いに出した話は、「西野監督」と「桂歌丸師匠」です。

 

【ここからは、生徒に話しているように書きます】

 

2018年ロシアワールドカップで前評判を覆し、日本代表チームを見事ベスト16に導いただけでなく、世界中の人々を魅了するチームにまでまとめあげた監督は、相手チームをとことん分析し、とことん準備する監督だったんだって。

 

その監督の、ベルギー戦敗退後の一言。

 

「何が足りなかったんでしょうね……」

 

この言葉の中には、「どれだけ準備したことか」という想いが込められているように聞こえたよ。

 

その後に流れたニュースは、歌丸さんが亡くなったっていうニュース。ある番組で、病気を押して高座に上がった歌丸師匠が、自分の病気さえネタにしながらお客さんを笑わせていた様子が映像で流れて、その舞台の幕が下りた瞬間、両手を畳につき、顔を苦痛にゆがめながら「苦しい、苦しい」と言っていたのを見たんだ。

 

「スゲーなこの人」って、胸がぎゅっとなるくらい、強く思ったよ。

 

この二人に共通の思いを抱いたよ。なんだかわかる?

 

「こういう人たちを、プロフェッショナルっていうんだって」

 

周りから何を言われても、自分の任された仕事に真摯に向き合い、全うし、結果を残す人。そして、どんなに苦しくとも、自分の体がもつ最後の最後まで自分の仕事を全うし、見ているものの期待を裏切らない人。

 

「みんな、こんなにすごい大人が世の中に入るんだね。」

 

みなさん、ぜひ、時事ネタとしてまだ熱いうちに(冷めても十分美味しいとは思いますが)目の前のだらけたクラスに熱く語ってみてください!