その授業で、生徒に何を残せたか
みなさんこんにちは!授業力向上委員会会長(現在の会員は私だけ(笑))橋本雅由と申します!みなさんの授業の中で「すぐにつかえるネタ」をお伝えしたいと思います!
本日は、「何を残せたか」です。
良い授業の本質ですね。
「良い授業とは?」
その一つの答えだと、私は思っています。
それは言い換えれば、
「その生徒に、
これからも多くのものに生かせる視点を
学ばせることができたか」
というものです。
その問題の答えを教える、ないしは、
その問題の解き方を教える
にとどまる授業ではだめ。
その問題を通して、
どんな応用力につながる視点を
教えられたか
が大事であるということです。
先日、我が社の研修チームの会議において、
教科長から以下のようにお話を聞いた際、
思わず
うんうんうんうん
うなずきながら話を聞きました。
「例えば、カレーの作り方を教えるとき、
まず野菜を切って、初めに肉を炒めます。」
のような、手順だけを教えるのはだめなんだ。
「なぜ、初めに炒めるのが野菜ではなく肉なのか」
を教えなくてはいけない。
つまり、
なぜそういうことを考えるのか、
ここに注目しなさいではなく、
どうしてそこに注目
できるのかに気づかせられる授業をしなさい。
なるほど。です。
物事の本質をとらえることで様々な事象への応用ができるようになるということは、なにも勉強に限った話ではありません。
与えられるものがなければ何も切り開けない、
そんな子供たちを育ててはいけないと思います。
我々講師は知識の発信元です。
だからこそ、その発信の仕方には、
そのような、
「生徒の頭が働くこと」
を意識したアプローチが大切になってくるのではないでしょうか。
是非、教材研究の際の、
ひとつの心構えに加えてくださいませ。