「教材を教えるのではなく,教材で教える」が、生徒の興味を引き付ける。
みなさん、こんにちは!授業力向上委員会会長ハッシーこと、橋本雅由です。このブログでは、みなさんと「授業力向上のためのヒント」を共有してまいります。
今日のテーマは……
「教材を教えるのではなく、教材で教える」
です。
このノートはですね。なんと、2001年に書いたものです。今から17年前。私の新卒時代のノート。経験も何もないものですから、まだまだ人に教えることなんておこがましすぎた時代のものです。 当時毎晩毎晩、今の奥さん(新卒の研修時代に出会いました。私と同じく、塾の講師をしてたんです。)と一緒に、夜中から明け方まで教材研究のためにファミリーレストランで書いたノート。眠い頭で書いているので、まあなんと効率の悪いことか……。
当然、中身は今見ると恥ずかしいものばかりです。
授業で話すことを、そのままセリフで書いてますね。しかも、「訓読みのとおり」のところを、「訓読みのとうり」とか書いてます。。。国語の先生なのに。。。
でも、このノートを見ると、いつも今の自分の大切にしているスタンスに立ち返れます。忙しいときこそ、このノートに目を向けます。それは、
「この授業を通して、生徒たちに何を伝えたいのか」
いわゆる、「授業の目的」ってやつですね。
この時はきっと、「漢字が嫌いな子に、漢字の面白さを伝えたい」だったんだと思います。そのためにも、漢字の意味を大切にとらえて、その漢字を含んだ熟語の意味も自然と体の中に入っていくようになってほしい。そんなことを考えながら、このノートを書いていたんだと思います。
毎晩のように夜中から朝までファミレスにいて、時には睡魔に負けてテーブルに突っ伏していたこともありました。いや、毎日突っ伏してたかな……(笑)正直、つらかったこともあります。なかなか効率よく準備ができなくて。でも、そんな私たちを見て、某ファミレスの店員のおばさんが、山盛りポテトを差し入れてくれたこともありました。ポテトの名前でファミレスがどこかバレバレですが(笑)信じられないでしょ??めちゃくちゃうれしかったです。
「一生懸命準備したものには、必ず心がこもります」
だから、
不器用でも、効率悪くても、生徒を笑顔にできる授業には、目的を持った準備が大切だと思うんです。
だから、
参考書に書いてあるようなことをそのまま黒板には書かない。自分が、その教材を使って何を伝えたいのか、その授業の柱をしっかりと持って、教材研究にあたる。それが大切だと思うんです。
とかなんとか偉そうなことを言ってますが、自分だっていまだにそれを忘れて反省しまくってます。自戒の念も込めて書いた、人生で2本目のブログでございました。