励ましの言葉
みなさんこんにちは!授業力向上委員会会長(現在の会員は私だけ(笑))橋本雅由と申します!みなさんの授業の中で「すぐにつかえるネタ」をお伝えしたいと思います!
本日は、「声の掛け方」です。
その中でも、いざという時の、声の掛け方です。
先日、2月10日に横浜市立中高一貫校適性検査の合格発表が行われました。
朝10時から中学校の構内掲示とホームページに、合格者の番号が並びます。
毎年5倍を超えるほどの高倍率の中、狭き門を通るために積み上げてきた努力の成果が試される瞬間。。
「見てきた生徒たち、全員受かれ!」
そんな願いはあっさりと跳ね返される、非情な現実。。。
激励のために訪れた、2月3日、中学校の正門。
朝の冷たい凛とした空気の中、
まだ弱くも、どこか心強い日差しを横顔に浴びながら、
いつもより少し不安げな表情を浮かべてやってきた、
お目当ての生徒たちを迎える。
私が選択した送り出しの姿勢は、
「明るく、『大丈夫だ』と笑って背中を押すこと」
でした。
でも、今になると、こう思うんです。
「しっかりしろ!」
という、力強い声で送り出すべきだったのでは?
不安な表情をかき消して、その子の背中に
力強く一本の柱をぐいっと入れてやる。
言葉は丁寧でなくても、
精いっぱい温かいまなざしで、
精いっぱい叱ってやるべきだったのではないかと。
学び続けるのは、本当に大変。
合格を信じて頑張ってきたからこそ、そうでない結果が返ってきたときに、もう前を向いて歩きたくない。そう思ってしまうかもしれません。
でも、一生勉強は続きます。
そこで出た結果から、何かを学んで、
そしてまた前を向いて歩かなければならない。
その理由を、
そして、そうすることで待ち受けている、
うれしくて、たのしくて、心がふるえて、涙が出るような
そんな「がんばってきてよかった」っていう瞬間を、
伝えられるまで、「教育」という仕事の意味は重くあり続けるのだと思います。