仕事のつぶやき⑥
みなさんこんにちは!
「角を矯めて牛を殺す」
という言葉をご存知でしょうか。
明鏡国語辞典によると、
「わずかな欠点を直そうとして、
かえって全体をだめにしてしまうたとえ。」
とあります。
「矯める」は「歯並びを矯正する」などの「矯正(きょうせい)」
に使われる感じで、「ためる」とよみます。
「矯める」の意味は、
曲がっているものをまっすぐにしたり、
まっすぐなものを曲げたりすることや、
悪い性質や癖などを直すこと、
というものです。
今、受験の追い込み時期にきて、
仕事が多忙になってきています。
スタッフの余裕がなくなることで、
生徒との、もしくは、スタッフ同士の
軋轢(あつれき)(=いざこざ)が
生れやすくなっています。
そんなときのアドバイスの仕方や、
声のかけ方って、本当に難しいですね。
自分がかけてもらいたい言葉が、
必ずしも相手に響くとは限らない。
言葉は万能ではない。
でも、想いは言葉にしなければ
伝わらないことも多い。
表情。声色。まなざし。
全てに心を込めて、
思いの丈を伝える。
時間もかかるかもしれない。
思い過ごしかもしれない。
様々なことを考えて、
丁寧に人と接する。
これは、様々な場面で
必要とされるスキルであり、
答を探し続けていくべきテーマであると思う。