ラ・イ・ブな授業!

授業準備・教材研究のヒントとなる情報を掲載します!

教室全体の空気を読む②

みなさんこんにちは!授業力向上委員会会長(現在の会員は私だけ(笑))橋本雅由と申します!みなさんの授業の中で「すぐにつかえるネタ」をお伝えしたいと思います!

本日は、前回の続き、「教室全体の空気を読む②」です。

 

前回、教室全体を

「主体的に学ぶ姿勢にする」

にあたって、誤解してはいけないケースを2ケース、挙げさせていただきました。

本日は、そのうちの1つ目のケースについての解説です。

 

それでは、以下は、前回の引用です。

 

~前回の引用~

 

誤解をしてはいけないのは、

以下のケース。

「静かに座っている」

「姿勢が正しい」

「問題をじっと読んでいる」

「丁寧に書いている」

「言われたとおりに動いている」

 

これらが、必ずしも

 

主体的に学んでいるサインではない

 

ということを心得ておかねばなりません。

 

 

さて、上記のような姿勢、

一見悪い姿勢ではないですよね。

 

むしろ良い。

 

であるのに、なぜ

これらが主体的に学んでいるサインではない

のか。

 

それは、これらが、

「受け身の姿勢」の典型的な姿

でもあるからです。

 

整っていても、

勢いに欠ける状況

 

なんですね。

 

言われたとおりに素直に動ける。

でも、自分の頭で考えていないので、

その場ではわかったつもりでも、

いざ自分の頭で解決しようとしても

どう動かしたらよいかがわからない。

 

そんな生徒を育ててしまう可能性が

あるんです。

 

教室全体の空気を読むときに、

そのような、

 

全くギラギラしていない

緊張感に欠ける

空気の流れがない教室

 

を感じたら、これは何とかして、

その淀んだ空気を変えなければいけない、

そんなときです。

 

では、どうかえればよいか。

 

それが、

 

「発問」

 

ですね。

 

「発問」は、生徒の頭を動かします。

発問は乱発せず、矢継ぎ早に浴びせかけず、

じっくりと、おちついて、

生徒の中にしみこませるように意識してみてください。

 

この時、同時に、生徒それぞれの表情、まなざしを

よく感じながら問いかけていきます。

 

すると、その言葉が引き金になって、

生徒の頭が動き出すはずです。

 

表面的な「いいこちゃん」の

姿勢にだまされ、生徒の頭上を通り抜けるような話し方

しかされないような、

気の抜けた授業にならないよう、

 

常に生徒に語り掛ける姿勢

 

を大事にしてみてください。

 

必ずや、教室の空気が変わるはずです。