ラ・イ・ブな授業!

授業準備・教材研究のヒントとなる情報を掲載します!

教室全体の空気を読む

みなさんこんにちは!授業力向上委員会会長(現在の会員は私だけ(笑))橋本雅由と申します!みなさんの授業の中で「すぐにつかえるネタ」をお伝えしたいと思います!

本日は、「教室全体の空気を読む」です。

 

得点力をつけるためには、

 

生徒自身が覚えようとする

考えようとする

正解を取ろうとする

 

つまり、

主体的な姿勢

が欠かせません。

 

では、

みなさんは、生徒がどんな様子であれば、

「主体的に学んでる」

と、感じられますか?

 

ここで大切になるのが、

 

「教室全体の空気を読む」

 

という意識です。

 

いわゆる、

客観的にクラス全体を俯瞰してみて、

生徒全体がどのような様子かを感じることです。

 

感覚的に言えば、

 

「ゆるいか」

「引き締まっているか」

 

です。

 

誤解をしてはいけないのは、

以下のケース。

「静かに座っている」

「姿勢が正しい」

「問題をじっと読んでいる」

「丁寧に書いている」

「言われたとおりに動いている」

 

これらが、必ずしも

 

主体的に学んでいるサインではない

 

ということを心得ておかねばなりません。

 

生徒の主体的な姿勢をつくろうと、

生徒の興味を引く話をしたり、

生徒が自由に発言する空気を作ること

笑顔が多く、発言も多いこと

 

これらも、必ずしも

 

主体的に学んでいるサインではない

 

ということを心得ておかねばなりません。

 

①「受け身の学習姿勢」になってはいないか

②「ゴールのない学習」になってはいないか

 

これらが、「空気を読むためのヒント」です。

 

ここまでで、なるほど、と思っていただけた方は、

すでに空気を読む力がある方ですね。きっと、

そういう状況を目の当たりにし、これではまずいと

生徒に対して何らかのアプローチをされた経験が

おありでしょう。

 

もし、これらを見ても「???」ということであれば、

よっぽど優秀なクラスを担当されている(勉強が好きな子しか

いないクラスを担当されている)幸せな先生なのだと思います。

 

子供のやる気に火をつける

なんて言葉をよく聞きますが、

言うは易く行うは難し。

 

個別指導だけではなく、

集団のやる気を引き出せる力を持つには、

まず状態を見抜く力からです。

 

次回では、まず

①の状態を解説してまいりましょう。